第6章 新たな旅
ヒ「どれくらい早いかは君たち次第♡」
「え、みんな本当にどうしちゃったの?」
き「お、お姉ちゃん本当に分からないの!?」
た、確かに気持ち悪い顔してるなとは思うけど…←
「これ、只の殺気じゃないよ…」
キ「!?」
キルア君のお兄さんの殺気とは全く…とはいかないけど一口に”殺気”って言葉で言い表せない物が体の表面に纏わり付いているのは確か。
その時ヒソカが再び口角を上げた気がした
ヒ「うーん、やっぱり君はここにいるべきじゃないね♡」
ヒソカの動作が、飛行船にいた時の物と重なる。
しまった
「がっ…」
身体は抵抗もなく奴の手に引き寄せられ、首を雑に掴まれる。男だからやっぱり締める力も段違いだった
キ「さくらんぼ!!」
ヒ「おや?やっぱり合ってたじゃないか♧悪い子だね
でも、嘘つきは嫌いじゃないよ♡」
キルア君があ、と口を塞ぐが時すでに遅し。あー余計な事バレちゃったな…
キ「そ、そんなことよりその手を放せ!!」
き「お姉ちゃんの聖域に触れて良いのは私が認めた人だけだああああああ!!←」
ヒ「おやおや、返してほしかったら自力でここまで来ればいいのに◇」
キ「ふざけんッ…」
ヒ「通さないよ。
てか、通れないだろ?」
それを合図に三人がまた後ずさりをした。締める手が苦しくて私も手を引き剥がそうとするがまるでくっついたみたいに離れない。
やば…息もたな…
ウ「止めておきなさい」
「!」
三人の背後にはいつの間にかウィングさんが立っていた。そして全て見ていたかのように話しかける
ウ「彼は本格的なネン使いです。
今君たちがやろうとしていることは裸体で極寒の地に立ちながら何故寒いのかを知らないようなものです」
キ「あれがネンだぁ!?あいつが遠さないって思ってるだけでああなるのかよ!!」
ウ「はい、あれは嘘(みたいなもん)です」
ウ「このままいくのは危険です。
本当の、ネンについて教えます。だから今は一旦退きなさい」
キ「…」
ゴ「ねえ、このまま登録できなかったら…どうなるの?」
ゴン君がスタッフにそっときく
「…ゴン様はもう一度一階から挑戦することができますが…キルア様は一旦ご登録を断っていらっしゃいますので、意志なしと見なされ参加自体不可能になってしまいます」