第6章 新たな旅
ゴ「ついに200階かぁ」
キ「ああ、ここからは俺達も完全に未知な領域だからな」
エレベーターでそんな話をする。あの後私達は難なくクラスをクリアしてついにキルア君も知らない200階クラスに上り詰めた
ここにはどんな敵が蔓延っているのか…
まずはこのフロアで受付を済ませなきゃ
と、三人が廊下で足を止める
「どうしたの、忘れ物?」
キ「…」
ゴ「…」
き「……行きたくない」
「え?なんでよ、今更?(汗」
き「ち、違うの!あー…何て言うかな…本能的?そっちに行ったらダメって言う感じ……」
きくが焦りながら説明し、隣で二人がものすごい勢いで頷くが私の頭の中は?だ。
き「率直に言えば
”もしそっちに行ったら殺される”」
「!」
ゴ「これ、殺気だよ。明らかに俺達に向けられてる!」
キ「おい!!そこにいる奴出てこいよ!!」
キルア君が汗を垂らしながら誰もいない廊下で叫んだ
と、横からひょこりとスタッフの女性が出てきた
「ゴン様…一行ですね。200階クラスへようこそ。
奥にあるロビーで本日中に受付を済ませて下さい。致されなかった場合棄権という形になりますのでご注意下さい。このクラスではあらゆる武器の使用が可能になります。またこの階からはファイトマネーは発生しません。名誉のみの戦いとなりますのでご了承の上でご参加下さい」
ゴ「……殺気あいつかな?」
キ「分かんね…」
「どうするの?ここで行けなかったら棄権になっちゃうよ?」
き「う”―――………あ!」
あの殺気は彼女のものじゃない。それが一瞬で分かる奴が出てきた
ゴ「ヒソカ!!」
まさかここで再会を果たすなんて…
ゴ「なんでここに!!」
ヒ「別に可笑しな話じゃないだろ?僕は無類の戦闘好き。特訓ついでにここに遊びに来てたんだけど◇」
「…」
ヒ「嘘♡君たちを追ってきたんだ」
つくづく狂人だ…今までの動向も全て見られてたと考えると寒気がする
ヒ「ここの先輩として一つアドバイスをしよう♧君たちがこのクラスに足を踏み入れるには…
まだ早い」
そう言うと同時に指を動かすと3人は苦しそうに後ずさりする。私はお互いの顔を交互に見合わせるだけだった