第6章 新たな旅
キ「確かに話は最もらしいし、現にウィングの力も本物だと思うけど…」
「建前上そう言うことができても、それは教科書に載るくらいの便宜。イレギュラーな対応はできない
世の中には、気迫だけでは勝てない相手なんてごまんといるんだから。どーよ?あのヒソカに「負けない」だけで一発殴れると思う?」
ゴ「う…」
キ「それに、それだけじゃ説明できないことがある。ズシの打たれ強さだ」
「?」
キ「あの試合、何度殴っても起き上がってくるからさ、ちょっと意地になっちゃって…
最後ついに本気出しちゃったんだ」
ゴ「!」
確かに映像で見たあの試合最後、ズシ君が負けの決め手となる一発、かなり大きく吹っ飛ばされてた
「でも、あの傷も全治三間にも満たなかったってズシ君が…」
キ「あれは意志の強さどうこうを超えてるよ。絶対他に何かある!」
ネン、か…その身体を強化する力は一体何なのか、何故ウィングさんは私達に嘘を教えたのか。ただ単に秘伝の何かだから必要以上に教えたくなかったのか、或いは…
どちらにしろ強くなる為にはいずれウィングさんを問い詰める時が近いうち来そうだ…