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タカラサガシ【キルア】

第6章 新たな旅


そんなやり取りをしていると後ろからウィングさんが話かけてきた
ウ「ズシ、貴方はいつから人に教えられる程物を修めたのかな?」
ズ「う。」

ウ「ゴン君、キルア君、昔の訓辞に「物事とは中途半端に知ることで何も知らないより分からなくなる」とあります」

キ「生兵法は大怪我の基って奴ね。でも俺は今知りたいんだよね。それは兄貴の強さにもつながるから」

ウ「君の兄さんもネンを使う訳か」

キ「ああ。
ねえ、今教えてよ。どうせあんたが使わなくても俺は必ず突き止める。でも俺だって半端に知るよりきちんと理解したい。あんたがちゃんと教えてくれれば、俺も下手に我流で覚えようとはしないよ」

ウ「分かりました、私の宿へ行きましょう」




ウィングさんの話によるとネンとは心を燃やす意志の強さの事らしい。簡単に言えば気の圧によってキルア君はひるんだというのだ
『でもそれだけじゃ強敵には必ず勝てるとは言えないような…』


ウ「試しに…

キルア君、今から君を殺したいと思います。いいですか?」

き「ww」
「良いですかって…(汗」

キ「ああ、良いよ。無理だから」
「乗るな」


許可?が得られたところで、ウィングさんは構えを取った

ウ「順序良く行きましょう。「点」」
少し空気がぴしりと張った気がする

ウ「「舌」。これは頭で想っても、口に出しても構いません。


君を殺す」





突然ウィングさんの穏やかな顔が殺気立った顔に豹変した。それと同時に空気もビリビリと肌を伝う。

気持ちが悪い


と、いつの間にか隣にいたキルア君の姿がない。よく見ると壁の隅に張り付いていた

ウ「今のが「錬」です。そして意志が強ければ「発」、行動に至る。
「気合で勝れば動かずとも敵は引く」、ハッタリの語源とも言われています。

錬はややもすると頑固に変わり、間違った考えを正そうとする柔軟性を失ってしまいます。それ故に心が発達しない内は控えた方がいい。君たちもズシも今は心を育てる時期です。もし燃について学びたければ今は点を極める事のみ励みなさい。点を修めれば相手の気概に圧されることもなくなりますよ」






「うーん…やっぱりなんか弄ばされてるような…」
キ「やっぱそう思う?」

ゴ「え?どゆこと?」

宿を出てもその他二人は未だ頭に?マーク。きくに至っては難しい言葉を口頭で聞いて既にショート状態だ
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