第6章 新たな旅
ゴ「に、…200階だと勝つと一体いくらになるの?」
キ「うーん、
正確に言うと俺200階に行った時点で止めちゃったから分かんないけど190階クラスで勝った時は二億くらいだったかな」
ゴ「に、二億が…四年でお菓子に…」
き「お菓子に使うくらいだったらうちらに寄付しろ」
キ「おい、早く行こうぜ。俺達さっきの戦いで無傷だったからきっともう一戦組まされてるぜ?」
皆が話についていけない中キルア君一人だけ先に走っていった
待合室に入ると少し空気がざわつく。やっぱり大体は男だ
キ「ま、この程度の相手なら楽勝だよ。気楽に行こうぜ」
ゴ「そーなの?」
ズ「キルアさん声デカいっす…」
次からはモニターの実況が入るって言ってたな…身バレだけが気を付けなきゃ…
<キルア様、ズシ様、53階B闘技場までお越しください>
キ「あら」
キルア君はズシ君が相手か…ほんとにこういう事ってあるんだね…ゴン君とかきくとかに当たったらどうしよ…
ズ「押忍…胸お借りします」
キ「まーくじ運くじ運、次頑張れよ。じゃあ、先行ってるな」
ゴ「うん、二人共頑張って」
キ「60階ロビーで待ってるからな」
そんな本人がいる前ではっきり言うんだ…(汗
私達の試合はあっさり終わった。ロビーで合流しようにもキルア君がなかなか来ないのだ
ゴ「キルア…遅いね」
「うん…」
き「まさか手こずったりしてw」
「お、噂をすれば…かな」
ゴ「キルア、お帰り!見て、お金こんなに貰っちゃった!」
ゴン君のテンションに対してキルア君はやけに静かだった。きくが手こずったかと聞くと珍しく大人しく答えた
キ「素質はあるよ、あいつ強くなる。でも俺から見れば隙だらけだしパンチものろい。殴りたい放題だったよ。
でも倒せなかった
それに、
あいつが構えを変えた途端、兄貴と同じ嫌な感じがしたんだ。わかんないけど何かヤバい感じ…
あいつの師匠がレンって言ってた」
レン……?
ゴ「レンと…最上階か…」
キ「ゴン、俺ちょっと予定変えるぜ。
最上階を目指す」
ゴ「うん」