第6章 新たな旅
ゾルディック家を出て、一旦話を整理した
ゴ「俺はヒソカの借りを返したい!」
ゴン君は第四次試験でプレートを「取らせてもらった」ことが相当屈辱だったようだ
ゴ「ヒソカに一発殴ってその上でもう一発お見舞いしてやるんだ!」
とは言ってもあの人相当強いんだがな…
頑張ってね…(汗
キ「で、ヒソカがどこにいるのか知ってんのか?」
ゴ「あ…」
キ「おいおい…(汗」
ク「私が知っているよ、ゴン」
き「?なんで?」
話を聞けば、あの人はクラピカさんが目の敵としている幻影旅団という盗賊のメンバーの一人らしい。
しかし、本人は決して盗みをしたいわけではなく、ただそこで強い相手と戦いたいだけのようだ。しかし、最も強い「ボス」は、ガードが堅い。その隙に入り込むためにクラピカさんに協力を呷ったとの事。メンバーの情報と交換に
き「幻影旅団…”蜘蛛”?」
「一応何度か話は聞いたことありますけど…
クラピカさん、貴方は…」
ク「二人にはまだ言っていなかったな。
私は”緋の目”クルタ族の生き残りだ」
「!」
ク「私達の種族は…興奮状態になると瞳の色が赤く変色する。その希少な眼から、私の村は奴らに襲われた。
私は偶然にもその場に居合わせなかったから、無事でいられたが…
その他の仲間は、皆殺しにされていた…綺麗に両目をくり抜かれた状態でな」
「なんて酷い…
だから復讐を…」
ク「ああ」
「そうでしたか、わざわざ私達の為に…ありがとうございます」
ク「いや、お前達の心境に比べれば…話す事くらいは容易い。
それに、もう仲間だからな」
「!」
ヒソカが次に連絡をくれるのは9月1日。ヨークシンシティでオークションが行われる期間だった。何か裏がありそうな気がしたが、今はお互い、強くなることが最優先だ。
ゴ「じゃあ、また」
レ「おう!」
「「「「「「9月1日、ヨークシンで!」」」」」」
「と、言う訳で色々なことを考慮した結果二人についていく事になりましたー」
ゴ「わーい、ようこそー!」
嬉しそうに拍手をしながら歓迎するゴン君と若干嫌そうなキルア君。
ゴ「キルア、ビオラと一緒じゃ嫌なの?」
キ「いや、面倒が増えたと思っただけ…」
そう言って視線は明らかにきくの方向へ
き「フン、餓鬼が」
キ「一歳差しかねー癖に」