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タカラサガシ【キルア】

第4章 壁と黒い影


しかし、私の沈んだ気持ちも知らず、時は私を待ってくれなかった

サ「ひとまず、今回のハンター試験は貴方は合格です。ライセンスの配布と説明を受けてください、その後流れ解散となります。他の合格者も既に受講済みですので。

ゴン少年達なら外で貴方を待っておられますよ。そのドアに張り付いて心配している妹さんもね」

「!」

サ「彼を取り戻しに行くそうですよ」


なんだ、先に行っていてもよかったのに

私はサトツさんに苦笑いした後、ゆっくりベッドから降り荷物を肩に下げた





サ「……


道中お気を付けください。


さくらんぼさん」



「…!はい」



後に残した不安を拭い、”フード”を被り直しドアノブをひねった









((ガチャリ









き「おごっ」

「あ、ごめんピンキー。ドアの前に立ってるとぶつかるよ」



ゴ「あ!ビオラ!」
レ「目覚ましたか」
ク「気分はどうだ?」

少し先に、一人欠けたいつもの三人が待っていた。

「すみません、少し休んでしまいました。でももう大丈夫です。
ゴン君も…派手にやりましたね…(汗」

ゴ「面目ない…」
片腕につけられた痛々しいギプスを見て言うと、ゴン君は苦笑いをして誤魔化した

ゴ「サトツさんから話は聞いた?」

「はい、説明受けてくるのでもうしばらくお待ちください」



『大丈夫あの人は…きっと言わない…』
















「お待たせしました」

ゴ「ううん、全然。

早く行こう!キルアを連れ戻しに!」


ク「行く当てはあるのか?(汗」
ゴ「あ…」

生き悠々と歩き出したがクラピカさんに突っ込まれて足を止める




「遅かったね」


ひとまず出口に向かおうと廊下を進んで行くといきなり壁が喋った



レ「なっ!テメェいつから!!」
き「Fack you!!」
壁かと思ったものはギタラクルだった。

試合の時のようなオーラはなかったが、警戒心は否めなかった。クラピカさんがゴン君と私の前に腕を出し庇おうとする

ギ「そんなギンギンにならないでよ。俺が用があるのはそっちなんだから」

当たり前だが差されたのは私だ




ギ「君もいい加減分かってるんじゃないの?自分はこの輪にいてはいけないって、


君と俺達は同じ闇の人間なんだよ」



「!!」
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