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タカラサガシ【キルア】

第4章 壁と黒い影




「ヒュッ…


はぁっ、はぁっ、はぁっ、―――」




キ「ビオ…」
ギ「動くな」

















ギ「今後少しでも動けば戦いの開始と見なす。

また俺の手がお前に触れた時も同様に戦いの開始と見なす。」



ギタラクルの大きな手と吐き気がするようなオーラがキルア君に迫る



レ「キルア!耳を貸すな!!
万が一そうなっても俺達がゴンを守ってやる!!」

ク「キルア!」






















キ「………


参った…俺の負けだよ」
















そこからの記憶は、


ない








―――
き「…ッお姉ちゃん!!」

「ビオラ!」

「いつの間に…」

―――


















































”大丈夫よ、さくらんぼ。ほら泣かないの

神に愛されてなくたって、私が貴方を愛しています”


















((ガバッ



「…!」

「御目覚めですか、お嬢さん」

慌てて飛び起きたベッド横には紳士なおじさんがいた。あの人は…

「サトツさん…?」

サ「ふむ、記憶の障害はなさそうですね。安心しました
この試合で二人も倒れる人がいるなんてね…」

「記憶…………ッ!

そういえば試合は!?結果はどうなったんですか!?」

サ「落ち着いて下さい。順を追って説明しますから」

取り乱した私に対して一番落ち着いているのはサトツさんだった





あの後、私は気絶をしていたらしい。レオリオさん達が協力してここまで運んでくれたようだ。
『申し訳ない…』


その後のキルア君の反応はおかしかったと言う。話しかけても応えないし、



何より最終戦のレオリオさんの試合で、相手のボドロさんを刺し殺してしまった







「そんな……じゃあつまり今回の不合格者は…」

サ「はい、キルア少年になります」

「い、今はどこに…」
震えながら一番聞きたくない質問をした


サ「さあ、その後黙って会場を出て行ってしまったので…我々も行方は…」

「……」

鈍器で殴られた気分だった。私はあの時、キルア君を止められなかった


ゴン君が殺されると聞いた時、ショックと恐怖で身体が動かなかった。みんなは守ろうと、あの相手に威嚇していたのに…
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