第2章 出会いと疑いと
走り続けて数時間がたった
き「なんか他の人全然脱落しないね」
「私たちが前にいるから見えないのも当然でしょ?それにこのくらいで落ちるひとはなかなか居ないんじゃない?みんな大人ぐらいの人だし」
そうこうしていると目の前に階段が現れた
サ「さて、少しペース上げますよ」
ーーー
「いつの間にか1番前に来ちゃったね」
キ「だって遅いんだもん。こんなんじゃ逆に疲れちゃうよなー」
「あ、でも先客がいるみたい」
キ「あーあいつな」
「キルア知ってるの?」
キ「別に、試験前にちょっと話しただけだし」
ーーー
「見て!」
き「出口だ!」
やっと見えた光が私たちを呼んでいる
「わぁ…」
き「どこだここ」
たどり着いたのは…湿原。あちこちに山がみえる
サトツさんが止まっているため私たちもここで待機していると
「「ゴール!!!」」
あれ?キルア君?
「やった!俺の勝ち!」
キ「はあ?今のは俺が早かっただろ?」
「ううん、俺のほうが早かったからキルアが奢って!」
キ「俺だって!」
どうやら別の男の子と一緒みたい
「じゃあサトツさんどっちが早かった?」
サ「さあ?私には同時に見えましたが」
「うーんじゃあ、そこのお姉さん!」
「は?」
「俺たちよりも前走ってたでしょ?どっちが早かった?」
話を振られた。どこをどうしたら私になるのだ
「すみません、前方を向いていたので2人の到着が…」
キ「なーんだ、つまんない」
ちょっとこういう子にがてだなぁ…