第3章 1つ目のタカラ
「じゃあさっきの質問に答えようと思うけど、私の能力を使ったの」
キ「能力?」
「そう」
((パチンッ ポワ…
キ「これは…?」
私はキルア君に音を球体化させて見せた
「これ音符(ノート)って言うの。正確に言えば強化音エネルギー。発生された音や響きを使う。それが私の能力。"音響"(ノイズマン)
ぶっちゃけこれだけじゃ殆ど役に立つことはないね。使うのはこの位…ほらっ」フワッ
キ『?遅いな…』チョン
バチチチチチッ!
キ「ッ!ぐっ…!!」
「ごめんなさい、強すぎたかも」
キ『なんだ今の…痺れ?けど、確かに弾丸にするには遅すぎる』
「ただね、この力は多様に応用できるってことが1番の強みかな…音符を使ってブレード、シールドにすることもできるし、自分の身体的強さを強化することができる。
そして、この力の最大の強みは遠隔操作ができること」
キ「例えば?」
「対象物を利用して地形を調べたり、中身をチェックしたり、対象者に1度でも触れさえすればそのまま攻撃したり、位置を把握したり、とかかな」
キ「あ、だから標的見つけられたんだ。すげーな、結構便利じゃん」
「そうかな?私はこれあんまり好きじゃないけどな…」
キ「…というか能力って………お前一体何者なんだ…」
「……………ただの子供になり損ねた日本人…とでも言っておこうか…貴方がこの先も私と友………達でいてくれるなら、いつか教える時がくるよ」
キ「………別に教えてくれなくったって、続けてもいいけど///」
「ありがとう」
「ん…ふぁ…」
キ「お前眠いのか?」
「んー…基本的に寝不足だし…」
キ「じゃあ休んどけよ。俺見張ってるし…」
「えーいいよぉ」
キ「いーからいーから。女子が寝不足とか不健康すぎるぞ」
「…ねえキルア君…」
キ「ん?」
「私の事女の子だって思ってる?」
キ「……………………………は?」
「あ、いや、その通りなんですが…やっぱりなんでもないです…」
キ「………あっそ」
「あ、あとさっき話したことは今は2人のの秘密ね。このことキルア君に話したのが初めてだったから」
キ「お、おう///」
「恩に着るよ。じゃあおやすみなさい」
キ「おやすみ」
私はそう言ってとこについた