第3章 1つ目のタカラ
キルアside
あいつに気づかれてしまった。前まではなんともなかったのに、どっちであろうがどうでもよかったのに…いや、むしろゴンが特殊だったから…隔たりなく接してくれたから考えさせられたのかもしれない。
「殺し屋に友達は出来ない」って
怖かった。嫌だ。せっかく仲良くなれたのに…せっかくビオラに近づけたのに…
キ「なっ、///ちょっ!やめろ!!!」
「大丈夫?怖がってるよ?」
一瞬ビビった
「痩せ我慢しないで」
その後どうするかをペラペラと話していくこいつ。なんだかちょっと自慢げだ
キ『聞いてるとなんか恥ずいな…』
俺のこと信じてる…か。ほんっとかなわねぇよ、お前には…俺のこと何でも分かっちまうんだ…
けど…ほのかに胸が高鳴る音は、まだ知られないで欲しい…
「それに、キルア君の気持ち分からないでもない」
私も同じようなことした事あるから…
あいつがそう小声で呟いたのを俺は聞き逃さなかった