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タカラサガシ【キルア】

第3章 1つ目のタカラ


いつの間にか朝になってた。私達はとても高い塔の頂上に降ろされた

「ここから第3次試験です。試験管から伝言を預かっています。時間内にこの塔を降りてくること、それが合格の条件です。それでは皆さん頑張って下さーい」





き「それだけ?」

「ハンター試験って必要以上の配慮しないよね。効率性重視」

キ「大人ってそういうもんだろ」

離れていく飛行船を目を細めて見る





「さーて、どうやって降りましょうかね…」

塔の外側で降りるには危険すぎる。何しろ高くて即死確定。恐らくこの建物に仕掛けがあるはず…

「…!」
これ、所々床の厚さが違う…

少し気になる部分を押すと…



カコン

やっぱり…人が通れる穴が開く
けどこのサイズの穴は1人分………きくに話したらなんて言うだろう?(うーん)

き「お姉ちゃん」

「ん?」

き「こっち来て」

塔の先の方に見えるうごめいているもの。多分人だ。ここから降りようとしたんだ凄いな






き「死ぬね」








「え?」

ヒュオオオォォォ

その瞬間、独特な生臭い匂いが鼻に通った

「うっ…」

き「多分鳥型の怪獣に襲われたんだ。ここから降りるのは普通に危険だね。あーあ、ちゅーいしてやったのに」




だとすればやっぱり…

「きく、安全だけど時間がかかる方と危険だけど時短出来る方どっちがいい?」

き「そりゃあもちろん…」








((ゴオオオオオオオ
き「やっほーい!」


人が居なくなった隙をみて真っ逆さまに落ちた。このスピードなら怪獣は追いつかない
私は拳にありったけの力を入れて地面を殴った。





((バチバチッ
ドゴオオオン






その反動で着地に成功する
き「到着!」

地面に出来た円上のヒビを見て少しやりすぎたと後悔する




「一応、塔の中に居ようか。不合格だって言われたらめんどくさいし」

き「はーい」





1階には誰も居なかった。一番乗りだ。
「きくー私試験終了まで寝てる。昨日あんまり睡眠してないの。なにかあったら呼んで」



き「ラジャ」




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