第2章 出会いと疑いと
き「お姉ちゃん!」
ドタドタと足音が近づいてきたとおもったら例のきくだった
き「今までどこ行ってたの!?心配したよぉ!」
「うん、うん、ごめんね!
はぁぁぁぁぁ良かったぁ!」
私は安心したあまり抱きしめて思い切り撫で回した
き「んへへ♪お姉ちゃん大好き」
「良かった、見つかったんだね」
先程の少年が声を掛けてくれた
「はい、ご迷惑おかけしました」
「名前、まだ言ってなかったね。俺はゴン、もうすぐ12歳なんだ」
「あら、それはおめでとう。私はビオラ。ちなみに15歳です。でこっちが妹の」
き「ピンキーだお。なんだ2人とも年下じゃん」
私が違う名前を使用しているのを察して、きくも匿名を使ってくれた
き「よく見たらお姉ちゃんたぶらかし野郎もいるしな」
キ「なっ!たぶらかしてねえし!!」
き「相手が誰であろうと許可なしでお姉ちゃんと話そうなんて許さん!」
「こら、邪険しちゃダメ!」
き「はーい♡」
キ『このシスコン野郎め…!』
ゴ「よろしくね二人とも
そういえばビオラって2次試験で1発合格してたね」
「え、ええ。」
ゴ「一旦合格者二人だけになりかけてたから結構有名だよ?」
キ「そりゃあそうだよ。こいつスシってやつ知ってたみたいだし」
ゴ「え?そうなの」
キ「そう聞いた」
「本で読んだだけだよ(汗)」
そうやって他愛もない話をしていると…
ゾクッ
「!」
殺気を感じて振り向いた
ネ「どうかしたかの?」
「ネテロ会長」
ゴ「あれ?ネテロさんこっちに誰かいなかった?」
ネ「いいや」
…いや…まさかとは思うけど