• テキストサイズ

君は水面に輝く光【番外編・短編集】

第1章 海行こうぜ![1]




『嘘でしょ…』
『Oh!私の美しさに丸が惹かれてしまったようでーす』
『あ!俺セーフ!』
『七瀬さん、それ裏です。丸付いてますよ』
『っちぃぃぃ!!念込めてたやつ皆丸引いてんじゃん!』

お子様4人が見事くじ引きに当たってしまい、がっくりと肩を落とす。

『、大丈夫?俺行こうか?』
『甘やかすなよ、龍之介。俺が代わりに行くから』
『御堂さん。貴方、何ご自分の株上げようとしてるんです?』
『大丈夫ー。行ってきます!環!陸!ナギくん!行くぞぉー!であえであえー!』
『お前はどこの武将なんだよ』

やー!
と片手をあげ店に突入していく、環、ナギ、陸の4人。
残された12人とスタッフ達は、ガラス越しに交渉をしている4人をハラハラとした面持ちで見守っていた。
様子を見る限り、交渉は難航している様な雰囲気である。

『いきなり16人とスタッフさんは難しいのかもしれませんね』
『いや、は女優だからな』
『陸見てるとわかりやすいかもしんねぇぞー』

心配そうな壮五に大和が首を振り、三月の言葉に全員が陸に視線を向ければ残念そうなその表情。
これは交渉失敗かと4人が出てくるのを待つ。

『お、出てきた!』
『ちゃん、どうだった?』
『さすがに…これだけの大所帯なんで…』

しょんぼりと呟く。
そうかぁ、と一同が諦めモードに入った瞬間、交渉組4人が先程のくじ引きの丸をバっと己の前に掲げた。

『『『『OKでーす!!』』』』
『『『良いのかよ!!』』』

トウマ、大和、楽、渾身のツッコミである。
撮影許可がでたのならばいざゆかん。
揃って店に入ればスタッフが席を決めていく。

「それでは各グループに分かれて座って頂いて。さんはRe:valeさんの席にお願いします。IDOLiSH7の皆さんは4人と3人で分かれて頂いていいですか?」
「ちゃん小鳥遊事務所なのに?」
「お姫様借りるよ、IDOLiSH7」
「Re:valeの冠番組だからねん」
「テーブルの人数的な問題だしな」
「いやまぁ、俺らは人数が人数だししゃーなしと思うんですけど…TRIGGERのテーブルが暗雲立ち込めてきてんですよね」

/ 63ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp