第5章 海いこうぜ![5]
「お前マジか」
「えー?やだ?」
「全然嫌じゃない」
素直
素直過ぎるわよ、楽
八乙女くんもちゃん大好きかー
万理、姉鷺、プロデューサーは、楽の即答にうんうんと頷く。
も楽も良いというのならば話は早い。
グランピング施設の紹介を2人に任せるという事にし、食事が途中であった2人を席へと促す。
「お腹空いたぁ!」
「何の話だったの?」
「次のロケ地の紹介を、私と楽でやってーって。サウナとか、釣り堀とか色々あるみたい」
「そうなんだ!楽しみだね」
「うん!」
にぱりと微笑むに、ほら食べよ、と頭を撫でる。
「龍」
「うん?どうしたの、楽」
「いいのか?サウナ…」
「水着とか着るだろうし、大丈夫だよ。怒ったりしないから、安心して」
笑いながら頷く龍之介に、おう、と楽は頷きを返す。
「ひぃん、お刺身美味し…」
「1人呑気だよね、は」
そんな天の言葉に首を傾げながら、は朝食に舌鼓を打ち、皆が食事を終えるのであった。