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君は水面に輝く光【番外編・短編集】

第5章 海いこうぜ![5]




「朝から私をえっちにさせる龍くん大好きだよ?」

くすくす笑いながら口付け合いつつ、龍之介はそのままを抱き上げ洗面台へと座らせる。

「愛してる」
「俺も。愛してるよ」

仲睦まじい2人に時間帯など関係ない。
けれど、刻一刻と時間は迫る。

「あと20分で終われるかな?」
「が可愛すぎるから大丈夫」
「もぉ…大好き」

首に回る細い腕がきゅ、と龍之介の顔を寄せる。
何度も口付けを交わしながら、2人は朝日の中、愛を確かめ合うのであった。

「おはようございまーす」
「おはようさん」
「っち、リュウ兄貴、おーっす」
「おはようございます、十さん、さん」
「おっはよー!朝から2人で並んじゃってぇ!ひゅーひゅー!」
「モモさんだってユキさんと並んじゃってるじゃないですかー」

朝食の会場へと2人並んで向かえば、すでにある程度集まり始めたメンバーたちに出迎えられる。
囃し立てる百にもまたお返ししていれば、スタッフ達も周りに集まり始めた。

「全員集まりましたかね?」
「うーんと、では点呼とりまーす!Re:valeさーん」
「「はーい」」
「フラウェー!」
「「はい」」
「ピタゴラ―!」
「「「はーい!」」」
「MEZZOー!」
「「はーい」」
「ZOOLー!」
「「「「はーい」」」」
「天ー!」
「はい」
「楽ー!」
「おう」
「龍くーんっ」
「はーい。ー!」
「はーい!…ってことで、お揃いの様です!」
「何でTRIGGERだけ一人一人呼んでんだよ」
「私が呼びたかったからです!」

ツッコむ虎於にドヤァ、とドヤ顔を返し、は頷く。
何はともあれ全員そろっていることを確認し、皆で朝食会場へ。

「海鮮だー!」
「朝から天ぷらだー!」
「ラーメンある!」
「朝から激辛料理が…!」

多種多様なビュッフェに一同の眼がきらめく。

『皆さんおはようございまーす!楽しい朝ごはんのお時間です!本日もとー?』
『和泉三月がMCでお届けしまぁーすっ!』

いつの間にやら始まっていた撮影。
皆笑顔だが、先程眠気万歳だったが少々心配な龍之介はさりげなくの横をキープ。

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