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君は水面に輝く光【番外編・短編集】

第3章 海行こうぜ![3]




『さんは、周りに男性が多いかと思いますけど』
『誤解招きかねない聞き方ぁっ』
『男性のお好きなタイプとかあるんですか?』
『好きなタイプ…十龍之介?』

でしょうね。
のその返答に、メンバーも、スタッフも、万理もこくりと頷く。

『リュウ兄貴がタイプなら…俺もちょっと近くね?』
『環はまだまだ。5年後とかならわかんないかもだけど』
『うちの虎於は?』
『御堂さん…ねぇ…』
『虎於、ダメだ。は十龍之介じゃなきゃダメだ』
「悠くん!虎於くんの失恋全国で流せないから!今のカットお願いします!」
「正直すぎるからね、ちょっと控えて控えて」
「はーい」

こちらもカットまみれになってしまうのかと一抹の不安を覚えた万理と宇都木だが、それからは和気藹々と楽しそうな話題が続く。

『もうすぐ俺ら授業参観あるよな』
『私その日学校行けるー!』
『ヤマさんとみっきーが来てくれるらしいぞ』
『わーい!…三月くんは一織のお兄ちゃんだからわかるけど、なんで大和さんも?』
『ヤマトはみんなのお兄さんだからと言ってました』
『なるほど』
『なら、僕はのお兄ちゃんだから、授業参観見に行こうかな』

天のその言葉には目を見開きそちらを見る。

『大和さんと三月くんが来るだけでみんな落ち着かないのに、天が来たら授業にも参観にもならなくなるよー』
『そう?ああ、でも僕が行くって言ったら楽も龍も来そう』
『じゃあ俺も一織と環のお兄ちゃんてことで行こうかな!』
『むむ、ならばワタシも…!』
『みんな来るとそーちゃんもくるって!』
『壮五さんは環の保護者みたいなとこあるしねぇ』
『亥清さんのお兄ちゃんは私たちですから、ZOOLも揃いますね』

IDOLiSH7、TRIGGER、ZOOLが揃う授業参観。
周りの保護者と生徒たちが色めき立ってしまうことは確実だ。

『いっそライブやった方がよくね?』
『楽しそう!講堂借りてやろーよ』
『授業参観ですよ。なんでライブになるんですか』
『音楽の授業ってことで』
『参観の科目を決めるのは先生なのでは?』

巳波の言葉にそれもそうかぁ、と頷き、一同は別のトークへ。

『っちはぁ、リュウ兄貴が1番だろ?』
『そりゃそうよ』
『んじゃあ、次は?』
『次…?次…』

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