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君は水面に輝く光【番外編・短編集】

第3章 海行こうぜ![3]




『ちゃんてさ、ホントに17?』
『間違いなく』
『たまに僕よりちょっと下なだけに見えるんだけど』
『アイツ、こないだ14歳に見られたっつってましたけど』
『俺たちの前では5歳児みたいなとこあるよね』
『基本はちびっ子だもんな』

それは心置きなくTRIGGERの3人に甘え倒しているからだろうが、確かには幼く見えるときもあればとんでもなく大人びて見えるときもある。

『さっきも思ったけど、色っぽさ半端なくない?ちゃん』
『龍の隣に居たからじゃないですか?』
『う~ん、それも有り得るかもしんないけど…ああ、でもそうか。龍を誘惑するための色気かぁ』
「すみません、モモさんのお話で恐縮ですがカットお願いします!」
「いえ、ここは僕もカットだそうと思ったんで」

紡がカットをかけ、岡崎が同意する。

『それに俺は乗っちゃうんですよね…我慢しなきゃいけない時に限って色っぽ過ぎて…』
「カット」
『あれ見せつけられてる俺の身にもなれよ。マジで可愛すぎんだけど』
「カット」
『3人でヤってないだろうなお前ら…』
「「「カット!!!」」」

とうとう全マネージャーからカットがかかり、一旦カメラを止める。

「龍!楽!の話禁止!!御堂くんも!ヤキモチからそんな話題吹っ掛けないでちょうだい!」
「ユキくん!モモくん!年長者なんだからそっち方面に持ってかないで!」
「うちのをお色気担当にしないで下さい!!」

肩をゼェハァと上下させるマネージャー陣に、すみません、と一同で謝罪。

『そういえば、皆さんの女性のタイプとかってどんなんです?』
『お!気になる!』
『特に好みってものはないよ。好きになったら好きだし。でも僕にはモモがいるからね』
『ユキ…!俺もダーリンがいればおっけー!』
『俺はいい女だな。強気な女が結構好み。トウマは?』
『俺は雰囲気が可愛い子が好きかもな』
『俺はどうだろうな…芯がしっかりしてる子が良いな。話題振った二階堂はどうなんだよ』
『俺はー…自立してる子かな。ソウは?』
『明るくて音楽が好きな子が良いです。三月さんは?』
『守りたくなる子!十さんは?』

三月に話を振られ、うんうん、と頷き聞いていた龍之介は俺?と首をかしげる。

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