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君は水面に輝く光【番外編・短編集】

第2章 海行こうぜ![2]※




「どしたのー?お、みんな揃っちゃって」

呼びに来た陸の声に集まって来たのだろう、陸の後ろにIDOLiSH7のメンバーも揃っていた。

「休んでるところごめんね。プロデューサーさんが呼んでるんだ。十さんも呼んでるんだけど探してもいなくて…」
「龍くんならここに居るよ」
「陸くん、探させてごめんね。ここで休ませてもらってたんだ」

の後ろから龍之介が現れたことで、成人組が一気に青ざめたのが見てわかった。

「もしかして……すんっごいお邪魔した?」
「え?!邪魔したの?!俺…」
「…………全然」
「わかりやすいね、お前さん…いや、ホントすまん…」
「プロデューサーが呼んでるなら仕方ないもん」

明らかにぶーたれているに、大和と三月、壮五は苦笑を浮かべる。
そして明らかに成人組に気を使わせたことに気が付いた龍之介は、の頭をぽふりと撫で、そして彼女を呼ぶ。

「」
「ん?…えへへ、うん!行こ!」

先程までのぶーたれはどこへ行ったのか。
差し出された手を見て満面の笑みでその手を取る。
行ってくるねー!と速攻でご機嫌となったは、繋いだ手をそのままに龍之介の腕に抱き着き、るんるんでプロデューサーの元へ向かうのであった。

「っちなんであんなぶーたれてたん?」
「十さんとイチャついてたとこ邪魔されたからだろ」
「ちゃんに悪いことしたなぁ…あれ、何で突然ご機嫌になったの?」
「十さんが手繋いだからだな」
「のご機嫌は十氏次第でコロコロ変わりまぁす」
「そこが十さんのすごい所で、ちゃんの可愛い所ですね」
「さんは十さんに対してちょろす…単純すぎますけどね」
「のことちょろいって言いかけたろ、一織…」

そんな事を言われているとは露にも知らず、と龍之介は揃ってプロデューサーの元へ。

「プロデューサー、お待たせしてすみません」
「いやいや!ごめんね、休憩中の所。早速なんだけど、2人に提案があるんだ」
「提案ですか?」
「うん、予定にはなかったんだけど、ここのホテルのプールが夜も営業してるらしくてね。2人で紹介してくれないかなーって思ったんだけど」

プロデューサーの言葉に、2人で顔を見合わせる。

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