第1章 海行こうぜ![1]
『突然こんな大所帯受け入れてくれた上にこんなうまい飯ありがとうございます!』
『ー、お兄さんビール飲みたい』
『お酒の夜のお楽しみですよー、大和さん。ではでは、皆さんが何を食べているのか見に行きたいと思いまーす!』
よっこいしょ、と女優に似つかわしくない掛け声とともに椅子から立ち上がり、はまず自ら座っていたRe:valeの2人の間に位置取る。
『流石仲良し夫婦Re:vale先輩と言いましょうか。同じの食べてます!』
『ユキお肉食べないから』
『モモは気にせず食べて良いんだよ?モモが美味しそうに食べているところ見るの、僕好きなんだから』
『ユキ…っ!んもう!イッケメェーーン!!』
『私たちは何を見せられているんでしょうか……』
全視聴者の心の声を漏らすである。
続いてやって来たのはZOOLのテーブル。
『いすみーんっ!』
『だぁ?!後ろから激突してくんな!』
『前のめりになってたぞ、ハル』
『もっと鍛えましょうね、亥清さん』
『俺なら受け止めてやるぜ?』
『ZOOLの皆さんはそれぞれお好きなものを食べてますね』
『無視すんな』
『ちなみに、さんは何を食べてらっしゃるんですか?』
『私は…なんだっけ?あ、オレンジチキンです!』
『アメリカンですね』
『意外と好きなんです』
巳波とにっこり微笑み合い、それでは!とIDOLiSH7のテーブルへ向かう。
『うるさ』
『来て早々それか』
『静かにしてくださいー。他のお客さんに迷惑ですー。IDOLiSH7の皆さんは、寮でもこんな感じでわいわいわちゃわちゃご飯食べてまーす』
『バラすな!』
『っち!そーちゃん止めて!』
『へ?そ、壮五さん…!!カルボナーラがトマトソースみたいなってるじゃないですか!』
『これくらいが美味しいんだ。ちゃんも一口食べてみる?』
『私甘党なので…』
『遠慮せずにさぁさぁ』
『と、TRIGGERの皆さんは何食べてるのかなー?!行ってきます!』
にっこりと激辛カルボナーラを進めてくる壮五から逃げるようにTRIGGERのテーブルへ。
『なーに食べてるの?』
『ざる蕎麦』
『沖縄風そばだよ!』
『洋風蕎麦』
『リーダーに倣って蕎麦攻めしなくても…』