• テキストサイズ

【BL】彩るはblue【Dom/Sub・R18】

第4章 保健室の告白。


9)

ちょ、ちょっと待っ…あおがずっと好きだったのは俺?

まさかの出来事に俺の頭は混乱中。


「俺…たぶんひざ小僧に絆創膏を貼ってもらった時から、朔ちゃんのこと好きだったと思うんだ」


いやいや、初めて会った時から…!?


「それから朔ちゃんが中学に上がって疎遠になったけど、俺、毎日朔ちゃんに会いたい会いたいって思ってて、でも俺にはどうすることもできなくて…って、朔ちゃんちゃんと俺の話聞いてる?」


まだ脳内の情報処理が追いつかない俺は、数回首を縦に振るので精一杯。


「そしたらさ、二学期になってやってきた臨時の先生が朔ちゃんなんだもん。俺嬉しくて…それに朔ちゃん…Subでしよ?」

「な…っ」


見上げたあおのキラリと光った瞳にピクッと小さく身体が震えた。


「ほら朔ちゃん、身体が反応しすぎ。ふふっ、バレバレだって」


あおはそう言うと、長椅子に座っている俺に覆い被さるような形で壁に手を付け、改めてまっすぐに視線を送る。


「ちょ…あおっ」

「ふふっ朔ちゃん…ちなみに俺、Dom」


ぐ…っ、だろうな。

そのままあおの顔がゆっくり近づく。


「……朔ちゃん……Kiss(キス/キスして)」


っ、ちゃんとしたCommand……


「な、やめ…っ」


あおの手が俺の頬に触れた。


「ほら、俺とPlay(プレイ)しよ?」


そう言ってニヤリと微笑うあおがさらに顔を近づけた。

/ 39ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp