第10章 夏油傑 「おやすみ」
「なまえ…、はぁ…んん…」
傑はまた自慰を再開した。
しかも興奮したペニスをわたしの脚に擦りつけている。
(ちょっと待って…!?えっ、気付いてるの!?
どっちなの…!?)
ガチガチに固くて熱いペニス。
それに濡れた感触もあって、脚に擦りつけられている。
「はぁ…ん、きもちいいよ…なまえ…」
吐息交じりの色っぽい声。
(わたし…、傑に使われてるの…?)
敏感なそこはかするくらいで
起きるのを警戒してか強い刺激を与えてこない。
腰やお尻、太腿だけじゃなくて
体の隅々まで触ってくるのにアソコには触れない。
(もう…やば…)
欲しくてたまらない場所がムズムズする。
お股をこすり合わせるのもできなくて、バレないように手を動かすとパンツを履いていないことに気が付いた。
(そういえばブラもしてない…)
たまに二回やる日もあったけど、体力のないわたしに合わせて一回で済ませることが多かった。
傑はやり足りなくて自慰をしている。
寝たらなかなか起きないわたしの体を使って、性欲を発散させている。
「なまえ…?」