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【呪術廻戦】じゅじゅ♡らぶR18短編集

第10章 夏油傑 「おやすみ」


わたしの特技は一度眠りに入ったらなかなか起きないことだ。

(…あれ…?)

薄っすら視界を開いていくと真っ暗な部屋。
やけに湿るように暑いと思ったら、夏の暑さだけが原因ではなかった。

「…ふぅ…、ぅ…」

息苦しそうな寝息。
わたしの胸の谷間で小刻みに呼吸をしている彼氏の傑。

(…ん?これってなんか…)

この呼吸をつい数時間前に聞いた覚えがある。
意識がだんだん覚醒してきて、布団の下でもぞもぞと落ち着かない上下の揺れ。

(えっ?嘘…。やってるの…!?)

寝る前にエッチしたのに、傑はおっぱいをおかずに自慰している。
スーハ―匂いを嗅がれて、心臓の音が激しくなる。

「なまえっ…なまえ…、くっ!」

押し殺しても漏れる声で名前を呼び、果てる。
傑はわたしの胸に顔を埋めたまま乱れた呼吸を整えている。

これで終わりかと思ったら、傑は寝ていることをいいことにおっぱいを揉みだした。

(ちょ!まさか…気付いてる…!?)

手の動きは大胆だった。
パン生地でもこねる手つきで揉みしだいている。
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