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【呪術廻戦】じゅじゅ♡らぶR18短編集

第57章 五/夏/七/甚/直 妊娠しないと出れない電車-漆-


「ふ、っくぅぅう…♡」

椅子の上にまともに座っていられない。
ジョッキを抱いたまま壁に寄りかかり、息をするだけでもくすぐったい。

何もできずにいると直哉くんが近くにやって来た。

「ククッ、ちゃんとお客さん呼べた?」

「…は…はぃ…♡」

「お利口さんやね。焦点合ってへんけど。んで僕にしてほしいことある?」

直哉くんが近くにいる。
もう少し近くに来てくれたら掴めそうなのに、不安定なまま手を伸ばすと椅子から落ちそうな気もする。

「妊娠…させてほしい…れす…♡」

「妊娠じゃなくて他の言い方あるやろ。もっといやらしく言わんと」

もっといやらしく?
確かに「妊娠」だけではいやらしい意味には考えにくいかもしれない。

「な…ナカに…」

「あ?」

「中に…直哉くんの精子、…いっぱい…ドクドク…して、くらしゃい…?」

「なんで疑問形や」

それはいやらしい誘い文句がわからないからだ。
気持ちいいことを思い出して文字にしたのだが、言ってる途中からわからなくなる。
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