第45章 五条悟 親友の彼女-捌-
「まだ自分でおまんこ触るの怖いから、こうやって濡らすから待っててね」
「っ…!?」
なまえがナマのまま這わせてくる。
…これってかなりマズいんじゃないか?
シャワー室の時は気にもせず、精子飛ばしまくってガンガンやっちまったけど。
「なまえっ…お前、傑と無しでやってんの?」
「ちゃんと付けてるよ。今日は安全日だし、もし赤ちゃんできても欲しいって前に言ってくれたから…」
言った覚えがある。
けどこれとそれとじゃ訳が違う。
「マジで焦るから…傑と無しでマンズリとかやめてよ。安全日とか信用ねぇし、そもそも安全日とか存在しねぇし」
「こんなに焦ってる悟、はじめてみた」
「っ、足りめぇだろ。お前のこと好きなんだから…!」
自分で言っておいて恥ずかしくなる。
必死になって俺ばっかり好きみたいに感じるからだ。
…なまえと出会ってからもそうだった。
遠征任務から帰ってくると硝子と見かけない女がいた。
傑はパッと思い出したように挨拶して、俺も握手くらいしてやろうと思ったら担任にイキナリ説教食らって、そのままなまえと担任は任務に出かけてしまう。
挨拶しそびれてちょっとスネてたら硝子から聞いたと甘いもんでご機嫌取られて、一口ちょうだいと何となく距離を詰めてみたらそのケーキは今まで食べたことのない甘さが広がって、すべて解明するのに四日はかかった。
厳密に言うと任務のせいで一ヶ月ちょいかかったが。