第43章 夏油傑 親友の彼女-陸-
「焦らされすぎて嫌になった…?」
「ううん。エッチな動画すごく気持ちよさそうだったからいっぱいパンパンされたいなぁって…」
「…じゃあ少しだけ試してみる?入らなかったら何度でも試せばいいんだ。最初からみんな上手にできるわけじゃない」
「うん…」
なまえは私を信じてくれている。
挿入だけがセックスのメインではないと分かってくれただろうし、体を重ねる以上に愛情を注いできた。
「それじゃあ押しあてていくね」
「…おねがい…します」
なまえは緊張していつもより体がこわばっていた。
ああ、本当になんて可愛い生き物なんだ。
「大丈夫だよ…なまえ…」
ちゅっとキスをして呼吸を合わせるようにすれば、不安げな表情は少しずつ和らいでいく。
(…今だ)
キツすぎる入り口がじわじわと広がり、
集中力を切らさずゆっくり慎重に押し進めていく。
なまえの顔をみても十分濡れているから痛がっている様子はなく、空いている手ですべすべの頬を撫でる。
「私と呼吸を合わせて…大丈夫。痛くない?」
「うん…。痛くないけど…なんかジンジンして
苦しいかも…。…傑…痛くなぁい?」
「なまえのおまんこ…締め付けが強いけど温かく包み込んでくれる。ゆっくり受け入れる準備をしているところだからね…。
もう少しこのままでいよう」
優しく声をかけながら馴染むのを待つ。