第37章 五条悟 親友の彼女-零-
俺はなまえの頭を押さえて口内に精液を放つ。
なまえは顔を赤らめて、ごくんと飲み干すとトロンとした目のまま萎えないペニスの精液を搾り取りにくる。
「っ…もういいよ。無理すんな」
「無理してないよ?」
「せっかく暇作れたんだし抱き合うだけでもいいだろ」
フェラは気持ちいいし優越感に浸れるけど、今はもう挿入できない延長線上の行為になっている。
なまえに優しくしたい。
なまえにもっと惚れられたい。
あん時、イケると思った俺を叱り飛ばしたいくらいには反省してて、じかに触れ合う体を抱きしめる。
「悟…」
「ん?」
「…ごめんね」
…やっぱ謝られんのか。
なまえは何も悪くねぇのに。
「いいよ。開発すんのが彼氏の役目だ」
格好つけた台詞を吐いてみるけど、
このままじゃなまえと一生最後までできないんじゃないかってどうしようもねぇ焦りがある。
しばらく抱き合っていると任務帰りともあってか
なまえはスヤスヤ眠りに入ってしまった。
「ちょっくらシャワー浴びてくるな」
夢の中だから届いていないかもしれないけど
目を開けたら寂しい思いをさせないように言い残す。