第36章 七海健人 夫婦交換しよ?-肆-
「あっ…大丈夫です。むしろ活力がみなぎってます…!」
ムラムラを隠すために元気いっぱいを演じてみた。
健人さんが絶倫だからとはいえ、恥ずかしくて言えない。
「それなら良かった。
私も…まだまだ体力あり余っています」
「っ…」
これはいわゆるモーニングセックスなのでは。
健人さんは分かりやすく誘った目を向けてきて、隠そうとする自分がなおさら恥ずかしくなってくる。
「っはぁ…あ…っ」
「音…立ってますね。なまえさんの音ですよ」
「けっ健人さんがわざと立てるから…」
「エッチな音ですね。好きですよ、このいやらしい音」
もう欲しくてたまらないのに、じっくりアソコを愛撫されるのもたまらない。
クリトリスも一緒に刺激され、熱くなる。
「なまえさん…欲しかったら付けてください。
ものはここにありますので」
枕もとにあった封の切ってないコンドーム。
布団に潜って、大きくて鉄の棒のように固いペニスに被せていく。
「健人さんってシラフの方がエロかったりします…?」
「私は九割方エロいことを考えている人間ですよ。
愛する人とのセックスはあらゆるものを満たしてくれますから」
「…!」
愛する人と言われて、静先輩の顔が思い浮かぶ。