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【呪術廻戦】じゅじゅ♡らぶR18短編集

第3章 伏黒甚爾 嚙みつくようなキス


「なまえ…」

大好きな人の声が聞こえる。
必死で忘れようとしているのに名前を呼んでくる。

「なまえ。顔上げろ」

息をつく間もなく唇に熱が当たった。

ぼやけた視界を確認できないまま、
頭ごと押し付けられる。

「んんんっ」

「はっ…逃げんな」

噛みつくような乱暴なキス。
歯がカチカチあたり、何度も角度を変えて求めてくる。

「止まったな」

「な…なんで…」

「なまえが俺の話、ちゃんと聞かねぇからだろ。
嫌いになったならもっと抵抗しろ」

「んむっ!」

そう言って、返事をするより態度でしめせと言ってくる。
…最初に抱かれた時もそうだった。

素直に好きだと言えなくて、散々喘いだ日のことを思い出す。

「んう、っぁ」

忘れるなんて出来っこない。
戻ってきてくれたことが嬉しくて広い背中に腕を伸ばす。

「なまえ…俺にどうされたい?」
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