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【鋼の錬金術師】紅の幻影

第14章 鋼の錬金術師








そんな様子を見ウィンリィが取りなすと、ロックベル家の扉が開いて、学友の奴らが入って来た。
なんでも羊小屋が大風で壊れてしまったらしく、直してほしいとのことだった。
早速、羊小屋へと行くと柱が全部壊れていて屋根もぺしゃんこになっていた。
思ったより派手だなぁ。

「錬金術でなんとかなんねーかな」
「ああ。無理しなくていいんだよ」
「柱だけでも直ればもうけもんだよな」

おじさんとおばさんの声を聞き流しながら、アルと分担して錬成陣を描いていく。
これくらい錬成できなきゃ、なんのために修行したかわからないだろ。

地面に両手をついて半壊した羊小屋を錬成する。
おじさんもおばさんも目を丸くしてびっくりしている。
それもそうだ、今までこんなに大きな物を錬成したことが無かったからな。

「すんげー!!修行の成果ってやつ!?」
「前より断然すげーーー!!」

そんなに褒めるなよ。
鼻が伸びちゃうだろ!
アルと一緒にふんぞり返っていると「師匠を超えたんじゃない?」と言われた。

まさか。
師匠を超えるだなんて到底……いや、一生無理だよ。
だって師匠は錬成陣無しで両手でやっちゃうんだから。
人間業じゃないよ。
オレ達もいつかそ師匠に追いつきたいと思っているけど……。




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