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【鋼の錬金術師】紅の幻影

第14章 鋼の錬金術師








そう思って二人でせっせと葉っぱを集めて簡易的な寝床を作る。
草木よりは多少マシだけど、ベッドのフカフカを知っているとこの簡易ベッドの寝心地は最悪だ。
しかも空腹を紛らわせるために寝ようと思っても、腹の音がうるさくて寝れない。

「"一は全、全は一"ってなんだろ」

ぐぎゅるるる、と腹の音と一緒にアルがそう言った。
さっぱりわからん宿題を出してきたおばさんにだんだんとムカついてきた。
でも、このなぞなぞを解かないと本修行ができない。

考えても考えても、それらしい答えが見つからない。
夜が深くなるにつれ、島に生息している動物の鳴き声が聞こえてくる。

「………………あーーー!!これのどこが錬金術の修行だっつーの!!あのおばさんにだまされたー!!」

ぐぎゅ~~~。

叫べば叫ぶほど。
怒れば怒るほど。
腹は減るばかりだ。

「明日、早起きしてごはん探そうな」
「うん……」

小さく頷いて寝息を立てるアルを横目に見て、どんなに腹が減っていても睡眠の方が勝つんだなとか、頭の隅っこで考えながらオレも眠りについた。





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