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ジョジョの奇妙な日常。

第2章 ジョースター家と学校と風邪と。


2.

「承兄…は、もう起きてたんだね。おはよう。」
「ん、か…おはよう。」
承太郎は、もう起きていたようでを見て挨拶した。
そして、其の後とんでもない一言を発したのだった。

「今日も、お前は可愛いな。」

「!?」
その時、は戦慄した。
其れを見ていたジョセフも戦慄した。
唯一、ジョナサンは見ていなかったため何が起こっているのか知らなかった。
「ちょっ、承太郎!?なんか悪いもんでも食ったのかッ!?」
「承兄!?大丈夫!?」
困惑した表情のとジョセフが承太郎に近寄る。
すると、承太郎はしらっ、とした顔で
「シーザーさんと花京院に聞いた。」
と答えたのだった。

「花京院はともかくシーザーの野郎ッ!あんの、キザ野郎!!」
ジョセフが階段をどたばたと下りていき、はそれをぽかんとした顔で見ていた。
そして、承太郎と二人残された状態で、
「…ああいう言葉は他の女の人に言ってあげるべきだよ。」
と告げた。
すると、承太郎はを膝へと乗せた。
二人、というよりもとジョースター家の男達は対格差がありすぎる。
元々背の高い3人に対し、は160センチにも満たない身体である。
しかも、他のシーザー、花京院、ディオと言った男達もかなり背が高いため、一人だけ隠れてしまう。
「じょ、承兄…?」
「あれは俺の本心だ、花京院やシーザーさんの受け売りじゃねぇ。…お前は、充分可愛い。」
と耳元で囁くように告げる。
はそれだけでも驚きと恥ずかしさがこみ上げているというのに、承太郎はしれっとした表情でそういう。
は、
「…馬鹿。承兄の馬鹿、スカタン!!波紋食らって痺れちゃえ!!」
と、階段を下りていったのだった。



-そして、その後。
が、ジョナサンに事情を話して慰められている姿と
ジョセフがシーザーに抗議の電話を掛けて、激怒する姿と、
花京院に電話をして、首を傾げ困惑する承太郎の姿が見られたとか見られなかったとか。
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