第3章 休日とファミレスと通り雨。
2.
「それで、何処に行くの?此れから…。」
が、部屋の中に居る6人に尋ねる。
何しろ、昼飯もまだ食べていず、ぼーっと過ごしていたため殆ど何もやっていなかった彼らは、何も考えもせずに「なんとなく」ジョースター家へと集まってしまった。
すると、ディオが
「なら、ファミレスはどうだ。まだ飯も食べていないからな。」
と、提案する。
すると、ジョセフと花京院、承太郎がなにやらひそひそと言い合う。
「あのディオがまともなことを…。」
「ディオが一番有り得ない事を言いそうだったのに…。」
「あいつ暇すぎて頭逝ったんじゃないのか?」
「おい、聞こえているぞ貴様ら。」
ディオがプッツンしそうになった瞬間シーザーが後ろから止めたためその場は納まった。
「それじゃあ、ファミレスに行ってご飯食べてくるってことでいいんだね?」
ジョナサンが、まとめるように言うと全員が頷く。
そして、全員でファミレスへと向かった。
-ファミレス店内
「美味しそう~…。」
が、メニューを見ながらそういう。
其れを見ながら花京院と承太郎が顔を見合わせて笑った。
「本当に可愛いね、は。」
そういって、花京院がの頭を撫でる。
「俺の自慢の妹だしな~!!」
と、ジョセフが言うと周りも笑い出す。
「うあぁ、そういうこと恥ずかしいから言わないでよジョセ兄!」
と、が頬をやや染めながら言う。
其の瞬間、全員、
( 可愛すぎるだろ…ッ!!! )
と、思ったのは言うまでも無い。
結局、全員が頼んだものは甘味類であった。
「いただきます!」
と、がパフェを一口スプーンですくって食べる。
そして、
「美味しい~♪」
と、幸せそうな笑みで言うと、シーザーが
「、クリームついてるぞ?」
といい自分の頬を指差す。
「え、何処?」
とが探すが全て見当違いな場所である。
「ここだぜ、ほら…。」
と、シーザーが指で救い自分の舌で舐めとる。
-其の瞬間一瞬殺気が漏れたのは、此処だけの話である。