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私が嫌いな私なんて○したっていいじゃないか(短編集)

第2章 家政夫なぎさん


「少なくとも僕は遊夢さんを真面目だと思ったことはありますけどつまらない奴だと思ったことはありません」

『…!』
あまりにも普通でスッキリした答えに度肝を抜かれた。渚さんはそのままぽつぽつと話し始める

「……中学の時の先生に教えて貰った事があるんです。日本では女性が生きずらい社会になってるって
籍を入れなきゃ生きていけない社会になってる、夫がいなきゃ生きていけない社会になってる。だから周りの人は当然のように女性を働く場から追い出そうとする。

だから将来大切な人ができたらその人に敬意を持って接しなさいって

遊夢さんは凄いです、そんな中でも職場にいようとする精神が。きっと遊夢さんもそれを分かって働いているんだって思うと…邪魔はできないんですが……
偶には肩の力抜いていいと思います。きっと自分が楽しく生きる為に遊夢さんは働いている筈だから


って大丈夫ですか!?」

一通り話し終えた後、渚さんが表情をかえて私の頬を触った。水が垂れていた

『は、ははは、大丈夫』

「そうやってまた嘘つくんですね」

『!』

「今まで大丈夫だったことなんて一度もないのに…」



頭の中で落胆した。この人の前では何も隠せないと。けど、口角が上がる自分が何故かいた
『うん、だいじょばない。でもありがと』

呆気ないなぁ…大の大人のトラウマがこんなにも簡単に消え去るなんて

ーーー
逃げ恥見てたら思いついたネタ
あの後の二人?契約期間が近づいて寂しくなったり、本気で同居しませんかとか言い出したり、まぁ上手くやってんじゃないっすか?(続きが知りたかったら書きなさい。わいはもう書けん)
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