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【スラムダンク】君に好きだと叫びたい

第33章 優しさ ※


洋「ならよかった、なんかあったら言えよ」ポンポン

あなた「のど、かわいたから飲み物取ってくる……」

そう言って起き上がろうとするが、力が入らない。

あなた「…………力入んない」

洋「…ふ、取ってくるから待ってな」ちゅっ

優しくおでこにキスを落とすと、するりと腕を抜きベッドから出る。
パンツだけ履くと洋平は飲み物を取りに行ってしまった。

あなた(なんか…さみしいな)

急に隣が涼しくなったあなたは寂しさを感じていた。

洋「ただいま、今飲ませてやるからな」

洋平が目の前で飲み物を口に含むと、あなたに口づけをする。
舌で少し隙間をあけて、そこから飲み物をあなたの口へと流し込む。

あなた「!?」ゴクッ

初めての経験に驚くあなた。

洋「ちゃんと飲めたか?」

恥ずかしくなり、こくりと頷くあなた。

洋「そりゃあ、よかった」ニコ

そしてまたベッドに入り込み、あなたに腕枕をする。
少し寂しさを感じていたあなたは洋平にくっつく。

洋「どうしたんだ?寂しかったか?」ニヤ

あなた「…うん」

洋「!?」

冗談で言ったはずがまさか本当だったとは。
ものの数分しか離れていなかったのに寂しかったと、くっついてくるあなたに洋平の心は鷲掴みにされた。

洋「かわいすぎんだろ…オレをどうしたいんだよ…」ぎゅう

洋平はあなたを強く抱きしめる。

あなた「そろそろ帰らなくて大丈夫?」

洋「帰ってほしいか?」

あなた「いや…そうじゃなくて…親御さん心配しない…?」

洋「1日帰らねぇくらいでなんともねぇよ。あなたが傍に居て欲しいって言うならオレはこのままここに居る」

あなた「じゃあ…ここに居て…」ぎゅう

あなたは洋平に甘えた。
そしたら何も考えなくていいから。
目の前にいる洋平を、全力で受け止めて、求める。

洋「もちろんだ」ポンポン

あなた「…お風呂入りたい」

洋「行くか」

あなたをさっと横抱きにする。

あなた「えっ!?ちょっ…!」

洋「立てねぇだろ?」ニヤ

あなた(そ、そうだった…)

大人しく洋平に抱かれ風呂場へと連れていかれる。
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