【スラムダンク】君に好きだと叫びたい(46pまで修正)
第34章 久しぶり ※
仙道の腕の中から動けないあなたは彩子を引き止めることもできず、仙道に抱きしめられ続けた。
あなた「ちょっ…彰さん!こんな所までどうしたんですか?」
仙「いやぁ〜、会場で会えても邪魔ばっか入るし、もう充電不足でね。会いに来ちゃったってワケさ!」
あなた「もう…いいですけど…」
仙「…大事な時にすまない。どうしても、会いたくなったんだ」
先程までのヘラヘラとした表情とは一変し、真剣な顔でそう言われた。
あなた「…彰さんのほうが大事な時です。私は大丈夫ですよ」
仙「よかった!じゃあ、家まで送るよ!行こうか!」
そう言って自然と手を握る。
あなたも大人しく手を握った。
仙「んで越野がさ〜…!」
あなた「ふふっ」
2人は仲良く楽しく帰り道を歩く。
ポツ……ポツ…ポツ…
ザーーーーッ
あなた「わぁ!?雨!?」
仙「こりゃすごいな、通り雨かな?」
あなた「天気予報晴れだったのに〜!傘持ってないよ〜…」
仙道自分の制服の学ランを脱ぎ、あなたに被せる。
あなた「!?彰さん濡れちゃいますよ?風邪引きますって!」
仙「あなたが風邪引く方が困る」ニコッ
とりあえず、とちょっとした雨を凌げる場所で2人して雨宿りをする。
あなたはタオルを出し、仙道に手渡す。
あなた「これ、使ってください」
仙「あぁ、ありがとよ」ポンポン
雨により髪が濡れ、水が首元を滴る様子を見てあなたはかっこいいなあ、と思いながら見惚れていた。
仙「…そんなに見つめて、惚れた?」ニヤ
あなた「べ、べつにかっこいいとか思ってませんし!?」プイッ
仙「………へぇ、それは嬉しいね」
あなた「だから思ってない…っっん」
そう言って仙道の方を向くとちゅっ、と口付けをされる。
仙「ふっ、かわい」
あなた「もう!!!」