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【スラムダンク】君に好きだと叫びたい

第21章 戻ってきた男


三「そうだな…その人のことが頭から離れなかったり…」

あなた(どうしよう…3人もいる…)

三「自分のものにしたい、とか触れたい、とか思ったら好きってことなんじゃねーの?」

あなた(たしかに、皆そう言ってくれる…)

三「あとは、嫉妬するかどうかとか?」

あなた「嫉妬…」

あなたは、流川が他の女とちゃんと話しているところを見たことがないことに気付いた。

あなた(彰さんは学校違うからあんまり様子わからないし…洋平も基本花道たちと一緒だしクラスも違うから女子と話すとこ見たことないなぁ…)

三「………誰のこと考えてんだ?」

あなた「あ、いや……その…」

三「なんだ」

あなた「私、だめなんです。さっきの三井先輩が言った頭から離れない…とかっていう人、1人じゃないんです……。私…誰が好きなのか、好きってなんなのか分からないんです……って、ごめんなさいこんな話!」

三「………それって、」

あなた「?」

三「その中の誰も好きじゃないんじゃねーか?」

あなた「えっ…?」

三「もしかしてそいつら、あなたのこと好きって言ってんじゃねーか?」

あなた「……」

三「あなたは優しすぎるんだ。たぶんそいつらに"応えてあげたい"っていう気持ちがそうなってるんじゃねーのか?」

あなた「……」ポロポロ
あなた(この気持ちは同情から…?そんな…)

三「!?!?わ、わりぃ泣かせるつもりは…」

あなた「いえ、ありがとうございます…」

三「…あ、これ」スッ

そう言うと三井はハンカチを差し出した。

あなた「これ…」

三「あなたが貸してくれたハンカチだ。あの時はありがとな。怖いって顔に書いてあったのに、ふっ」

あなた「だっ、だって血が出てたから!そんな笑うなら貸してあげなきゃよかったー!」

三「冗談だって!すげー嬉しかったぜ、返せねーと思ってたけど…こうやってバスケ部に戻れて、あなたと話が出来て、ちゃんと返せてよかった。」

あなた「私も、三井先輩がバスケ部に来てくれて嬉しいですよ!あの時はなんだこの男!!!と思ってましたけど!ふふっ」

三「悪かったって……これからちゃんとバスケでお返しするからよ」
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