第21章 戻ってきた男
あなた「そうしてください!私にシュート教えるのも忘れずにお願いしますよ!!!」
三「はいはい、わーったよ」
あなた「あ、うちここなんです!」
三「でけぇな…電気ついてねーけど両親留守か?」
あなた「あー、今両親仕事で海外に行ってて!当分帰ってこないんですよ!だから1人暮らし的な!!」
三「1人!?大丈夫なのか?」
あなた「なんか慣れましたよ!たまに楓とか、ご飯食べに来てくれますしね!あ、先輩も今度来てくださいよ!」
三「オレが行ってもいいのか…?」
あなた「?もちろんいいですよ、別に今からでも」
三「!?!?」
あなた「そうだ!せっかく相談にも乗ってもらったし、お茶でも飲んで行きません?」
三「えっ、いいのか…?」
あなた「いいですよ!どーぞどーぞ!」
三「じゃ、じゃあ…おじゃまします」
あなた「座っててください!何が好きですか?紅茶とコーヒーと…あとオレンジジュースと…ポカリくらいしかないですけど…」
三「あなたと同じのを頼む」
あなた「ほんとですか?私紅茶好きなんで、紅茶にしますね!」
三「あぁ、ありがとよ」
あなた「はい、どうぞ」コトッ
三「サンキュー」
ごくっ
三「うめーな」
あなた「ですよね!好きなんですよこの紅茶!」
三「ところで、首んとこのキスマークは流川か?」
あなた「っ!ゴホッゴホッ!」
三「むせすぎだろう…」
あなた「なっ、なんで知って…!?コホッ」
三「今隠せてないぜ?」
あなた「えぇっ!?ファンデーションで隠し…あ」
流川にゴシゴシと首元を拭かれたのを思い出す。
三「流川とはそういう関係なのか…?」
あなた「い、いやいや!そこまでじゃないです…」
あなた「でも…嫌じゃないんです。キスとかそういうのされても。だから拒否する理由もないかなって…」
三「オレは…?」
あなた「え?」
三「……いや、なんでもない。そろそろ帰るわ。紅茶、サンキューな」ポンポン
三(っぶねぇ、何聞いてんだオレは)
あなた「っっ!っはい!また来てくださいね!」ニコッ
三「あぁ!」