第7章 【しょうれん】Darling
その途中、トイレの前を通ったときも「…なぁ、
海人途中でトイレ行かんでな? 紫耀と2人は絶対
気まずいから! 行くならいま行ってくれん?」
とか頼まれて。…どんだけ緊張してんだか 苦笑
〜Ren side〜
海人が玄関の扉を開けると、、ほんまにおった。
2年半ぶりくらいに見るプラベのしょおが。
夜やのに相変わらずサングラスをかけとる紫耀に
普段やったら突っ込みたくなるところやけど
しょおの顔面光線をしょっぱな浴びて
普段どおりでおれる自信がなかった俺は
初めてサングラスに感謝した。
「あっ最初に言っときますけどー
ここはオレの家なので! ちゅーは禁止でーす!」
突拍子もない海人のセリフに二人してツッコむと
一緒に活動しとったあの頃が一瞬で思い出されて
3人で笑うと、緊張感がするすると解けていった。
リビングに向かう途中、海人を横目で盗み見ると、
ホッとした表情をしとって…。
俺らの緊張感を解すためにおどけてくれる
海人の優しさを感じて、心のなかで感謝した。
俺と紫耀の空白の時間を埋める会話にあの後も
紫耀とちょくちょく会っとった海人が補足をしたり
してくれたおかげか、久しぶりに会ったのに
久しぶりに感じんくらい3人で楽しく過ごして。
で、話しとるうちに気付いたんやけど
紫耀は意外と、こっちのことも知ってくれとって…
電話のときは仕事の話は一切せんかったのに、
何で?って最初は疑問やったんやけど、多分、、
俺らの活動が安定するタイミングまでは
絶対に会わんって決めとったんやないかなって。
俺もイチ男として
仕事に対してプライドはあるから…
自分のやっとることに自信持てんうちは
かつての仕事仲間になんて、会いたくなかったし。
―――そのとき、思ったんよね。
あのとき なにきん の仲間に頑なに会わんかったんは
紫耀なりの優しさやったんやないかなって。
ただ、海人とは会っとっても
俺には会わんかったことを考えると…
これは別に売れとるとか、
そういう表面的な話だけやなくて。
自分の中の自信、
みたいなもんが大きかったんかなって、。
最近の俺は海人との活動がほんまに楽しくてさ。