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【KP】ブロマンス

第5章 【5KP】1999






ツアーを通して廉と、絆を深め合って。
手探りで始まったはずの2人の活動に慣れてきた頃
廉もオレとの活動を楽しいって言葉にしてくれる
ようになってきて。


前の廉も勿論そう思ってたとは思うんだけど
そんなこと、口にすることはなかったから
やっぱり、嬉しいなって思っちゃうんだよね。




廉はさ、オレがやってみたいって言ったことを
頭から否定したりせずに「おもろそうやん!
やってみようや。」って言ってくれるんだけど、
廉のその器のデカさがありがたいなって。




最年少2人でキンプリの看板を背負うことが
想像できなくて…怖かったし、不安だったけど
あのとき廉と、覚悟を決めて手を取り合って
よかったなって…心から思う。


変化するときって怖いけど、楽しむ気持ちを
忘れずに前を向いてくれてありがとう!
大丈夫、今から歩もうとしてる道は大正解だよ!


って…あのとき不安に押し潰されそうだった
自分たちに伝えたいくらい。


「ねぇ、廉。」

「なによ。」

「ありがとうね。」

「なにがよ笑」インスタに上げる写真を
楽屋で撮影しながら廉が笑う。


「何がって…んー、、廉の存在に?」

「wwコイツやばいわ!!笑 カメラも
何も回ってへんのに、何言うてんのよ笑笑」


スマホの画面からオレに視線を移して
爆笑してる廉。


「…だからだよ。だから言いたかったの!」


オレが真剣な顔して言ったからか
笑うのをやめた廉が


「そんなん…こっちこそ、ありがとうな?」


なんてしおらしく言ってきた次の瞬間
照れ隠しかめちゃくちゃオレのこと連写してきて。


「見て!!笑 この海人むっちゃ半目!笑」
なんて、からかってきたかと思ったら
「海人、マジかわいーなぁ!」
とか愛おしそうに言ってくんの、ほんとやめて?苦笑


「もー年下扱いすんな!笑」

「じゃあいくつなんよ、お前。」

「にじゅう…よん、」

「ほらな!笑 俺、にじゅう、ご!笑」

「うぜぇわw廉がオレより年上なの、
50日だけじゃん笑」

「コイツ生意気やな!w」


でもほんと、最近の廉とふざけるときのグルーヴ感、
ヤバくて笑


だし、最近はパフォーマンス中に
自然と目が合うことも増えてきて。


…阿吽の呼吸っていうのかな?
少なくとも、オレはそう感じてたりするんだよね。










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