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【KP】ブロマンス

第5章 【5KP】1999





神宮寺「…キングの絆強し
ってことっすか?妬けちゃうわ苦笑」


なんて…冗談でコーティングした
本音を言ってみたりする。


平野「じんがそろそろ、さすがにうぜぇ笑
でも、キングだけじゃなくて、プリンスもそうだし
キンプリがそもそも、そういうグループじゃん。

ただの仲良しじゃなくて…
競い合って高めていける関係性で
俺の理想のグループ像だから。

俺たちの関係性は簡単に壊れるもんじゃなくて…
それは同じグループにいようが、離れようが
永遠に続くって…俺は信じてる。

仮に廉と海人が違う道を選んだとしても、ね。
勝手かもしんないけどさ。」

岸「けど、俺もガチでそう思うわ!
ホントにメンバーとの出会いは、
一生モンだと思ってるから…!」




それから5人で、
ときにはスタッフさんに入ってもらいながら
何度も何度も話し合いを重ねたわけやけど


その話し合いを経て
ようやく、お互いがお互いを尊重した
結論に至った俺たち。


そんななかでも残酷にも雑誌やらで
未来について笑顔で答えんといけんかって…


『ほんまはもう、、その頃には
バラバラなんすよ、俺ら…』


そう打ち明けられたらどんなに楽なんやろって
何度思たかわからんわ。。




そんないつもどおりの仕事をこなしながら
社長にアポをとろうと何度も試みたものの、
一向に叶わんくて…


マネージャーづてに
断られる日々が続いた2か月後、
ようやく5人揃って社長との面談が叶った。




「ごめんなさいね。なかなか日程が合わなくて。
あなた達の考えはやんわりと聞いてます。

ダンスにもっと、力を入れて海外に挑戦したい
という考えはまだ、変わっていませんか?」

平野「はい…!」

「…そうなんですね。。
コンテストで受賞したトラビスでさえ、向こうでの
活動が難航しているのは…知ってるわよね?」

神宮司「…知ってます。知ってますし、
海外で夢を叶えることが簡単な道じゃないことも
わかってるつもりです。」

平野「だけど簡単じゃないからこそ、その夢を
実現できたらきっと、最高だって思うんです。

でも、20代後半になって焦りもあって…。
正直、挑戦するには遅すぎると思ってますし。

だけど、挑戦もせずに諦めることだけは
したくなくて…。

だからせめていま、行動したいんです!!」










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