第4章 【れんかい】僕の好きな人
「ごめん、無理!!笑」
「えっ…何で?笑 廉の悪くない発言から
1分も経ってないと思うんだけど、何で?笑」
「笑! や、だって、ベッド1個しかないもん。
海人寝相悪いし…今日は無理!!」
「えーー…、寝相のこと言われたら
気を付けるとも言えないし、、えー…笑」
なんてパフォーマンス的に不満を漏らしてみるものの
廉の考えが変わったことを知れたことがデカいから!
実はそんなに不満ではなかったりするけど、一応ね笑
「あ、でもさ。そもそも…何で考え変わったの?」
「んー…あー…、海人トラビスがゲストに来たとき
言うてたやん。トラビスの関係性ええなぁって。」
「うん、言った言った。」
「海人が望む関係性に俺らも近づけたらええなって…
素直にそう思っただけの話よ。」
え、ちょっと待ってよ…
こんな嬉しすぎることを急に言ってくるなんて、、
さすがにちょっと、反則じゃない?
「れぇーーん…。」
「ちょっ…、お前泣くなて笑
明日目腫れても知らんからな?w
責任取れんからな?笑」
「廉が泣かせたくせにー!」
「こっちはそんなつもりないのよ笑
あー…でも、海人泣き出したら長いから帰るわ笑」
「え?! 冷たくない??
ベッド使っていいから、まだ居てよ笑」
「…イヤでーす笑」
「てか、廉が先に転がり込んどいて、言うよね笑
『今だけ、独りにせんと…「わーーかった!!笑」」
オレの部屋に入ってきたときに廉が言ったセリフを
リフレインしようとしたら
顔を真っ赤にした廉が被せて打ち消してきて
めっちゃかわいいの笑
恥ずかしさからかベッドでうつぶせになった廉は、
限界だったのか今にも寝そうなくらい瞬きが長くて。
「…れーん?」
「んー…?」
「廉、そのまま寝て大丈夫? 歯磨きは?」
「んー…今日はもう7回したからー。」
「だから廉、やりすぎだって笑 歯茎なくなるよw」
「笑 なくなったら海人のもらうー…」
その言葉を残したままスースーと寝息を立てて
廉はあっというまに夢の中。
「オレにマイペースってよく言うけど、
廉も廉で自由じゃん苦笑」
なんて…廉の寝顔に小言を言ってみるw
でもさ、廉そんなこと思ってくれてたんだなー
ってめちゃくちゃ嬉しすぎたから…
泣くのも仕方なくない?笑