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【KP】ブロマンス

第4章 【れんかい】僕の好きな人






そんなことを思っていたら
ドンドンドン! 
ってドアをけたたましく叩く音が聞こえてきて。


えっ!? 誰?!? 
ヤバいヤバい…!!


ってマネージャーさんに連絡をとろうと
携帯を探していたら


「おい! たけし!!
 おんのわかってんぞ!!」
ってめっっちゃ大きい廉の声…。


廉がカメラの前以外で
オレのことをたけしって呼ぶときは
すっっごいテンション上がってるときか
ごく稀にある、情緒不安定なときなんだけど。


今日は多分…、
間違いなく後者。


「……れ、廉??」

「当たり前やろ!笑 お前のことたけし呼ぶん
 俺しかおらんやんwww」


そんなドア越しの会話に
「……ちゅうかさ、何??
 この七匹のこやぎみたいなやりとりw
 はよ、開けろって笑
 見られたらどーすんのよ!」


勝手に凸っといて、勝手極まりない言い分を
堂々と言いはたげる廉に少しだけ、
廉らしさを感じながら慌ててドアを開ける。


と…、ガチャン!

「おじゃまー…ちょっ、海人笑 チェーン…」

「あ、ごめんごめん! 焦っちゃった…!」

「まぁ、ええけど笑 邪魔するわー。」


酒瓶片手に覚束ない足取りで「ほんなら海人、
今日は飲みますかぁ!」なんて言いながら
部屋に向かおうとする廉を支えるために体を寄せると
だいぶお酒の臭いを漂わせてて。


「ちょっ…廉、酒臭っっ! 飲むぞってか、、
 廉だいぶ飲んでんじゃん笑 ダメダメ!!
 さすがにそれ以上はダメ!
 明日もあるんだから、ね?」

「海人はほんっま、うるっさいなぁ。。。
 俺、海人がクッソかわいい女のコやっても
 付き合えんわー笑 ごめんなさい!www」

 
なんてふざける廉の言葉に
こっちはちゃんと、
ショックを受けたりしてるんだけど。


まぁ…でも、ね?
ケラケラ楽しそうに笑う廉を見てたら
結局は許しちゃうのが悔しいんだけどさ苦笑


「ていうか、廉それさぁーなんか、、
 めちゃくちゃもらい事故なんですけど…苦笑」

「笑!……そやった?笑」

「それはそうでしょ…苦笑 そんだけお酒の臭い
 振り撒きながら自分の部屋来られたら
 口うるさくなくったって誰だってそう言うよ…?笑
 ましてや、明日はライブなんだし。」

「それはそうね苦笑 …海人、ごめんって笑
 日またいだら帰るから。」
 







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