• テキストサイズ

【KP】ブロマンス

第3章 【きしれんかい】ドッキリに籠められた愛






~海人side~

マジで前は終わり次第速攻帰ってた廉だけど、
最近の廉は仕事終わった後もしばらく楽屋に残って
ゆっくり話してから帰ることも少なくなくて。


もちろん、仕事なんだけど前以上に
仕事とプライベートの境がなくなった
みたいな感じなんだよね。


この間、廉と一緒に行った岸くんのGメン
の試写会も、めちゃくちゃ楽しかったし。


そもそも映画がすっっごい面白くて!
岸くんのいいところがたくさん出てたから
それだけでもう、、なんか…嬉しくて。


終わった後、廉と感想を語り合う…っていうより、
オレの感想を「そこ、よかったよなぁ」って
聞いてくれてただけなんだけど。


そういう何気ない時間が
いまのオレの幸せだったりするんだよね。


だから、グループの仕事が入ってると
廉に会えるじゃん…なんて、
今まで以上に楽しみにしちゃったりしてるオレ。


4年ぶりくらいに廉がラジオに呼んでくれたから
(もっと呼んでくれてもええんやで笑)
明日も廉に会えるし、ラジオだから
ゆっくりたくさん話せるなぁなんて、
ウキウキしてたりする。今日も喋ったのにね笑


そんなことを思いながら歩いてると
廊下の向こうから見覚えのある人影が近づいてきて。


あの小さな頭と足の長さは……
「あれ?! きゃしーくんじゃん!」

「うわ、え?! 海人じゃん…!!
 ヤバッ…こんな偶然あるんだね?!
 なんかずっと、海人のドラマ観てたからさ、
 今まで以上にテンション上がるわ!!笑」

「おいーーー!! これまでも上げてこーぜ!笑」

「笑 ごめんごめん、それはそうだよね?笑
 今までももちろん上がってたんだけど、
 よりね! よりっていうだけだから!!笑
 最近どう? 海人たちは元気にしてんの??」

「元気元気。超元気だよー!
 もうすぐツアー始まるから、さっきまでリハで。
 あ、てか廉もまだいると思うから、会ってく?」

「あ、いいわ。実は明日廉に会うのよ、俺。」

「あ…そうなん? プライべートで…?」


え…今度3人でご飯行こうって前に岸くんが
言ってたって廉言ってたのに…
オレ、空いてる日とか聞かれてないんだけど。。。
ってモヤモヤしてたら


「俺、明日廉のラジオ出るから!」
なんて岸くんが言うから「え?!」って
思わず声が裏返っちゃうくらい驚いて。






/ 71ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp