第3章 【きしれんかい】ドッキリに籠められた愛
マネージャーから話を受けてから俺は
暇さえあればサプライズのことばっか考えよって。
とりあえず、きっさんに連絡せなね。と
ZIP終わりの連絡ぶりにきっさんに連絡をとる。
『おー! 廉じゃん。どうした?』
「いつでも連絡していいっつってくれたからさ。
きっさんどうしてんのかなーって。」
俺からきっさんにかけるなんて暫くぶりやったから
いっちょまえに緊張しちゃってて。
『元気元気、全然元気よ!笑 でも、あんま
あれから日にちたってなくない?笑』
「ん…1か月ちょい、かな。」
『…だよね?笑 いや、全然嬉しいよ!!
全然嬉しいんだけど、あの切り際の感じからだと、
遠慮してんのかなっていうか…
しばらくかかってこない感じだったから!笑』
「……は? いつでもかけていい
って言うてくれてたんは嘘なん??
マジ萎える! それは拗ねるわー」
いつもどおりのきっさんのおかげで
前回よりもリラックスして話せとる自分に
ホッと胸をなでおろす。
『違う違う!! 廉!それは誤解だって、廉!笑
廉からの連絡はマッジで嬉しいから!!
これはガチでガチで!!
もちろん嬉しいのは前提としてよ! ね?笑』
「まぁ…、そういうことにしといたるわ笑」
『そういうことにしとくとかじゃなくて!!
200%そうだから!!
むしろ、それしかないから!!笑』
「まぁ、、ええわ笑 きっさん最近どうしてんの?
忙しくしてんの?」
『最近は…そうそう、いま丁度Gメンの宣伝で
来月放送分のバラエティの収録が詰まってて。
来週は沖縄に行ったり…、ちょいちょい
あちこちロケに行かせてもらったりしてまして。
だから…結構忙しいのよ、これが!! いやまぁ…
廉さんと海人さんほどじゃないでしょうけどね。』
「おいーーー!! ダルいダルい!笑
そういうのマジだるいってーー!!笑」
『さっせん!!笑 でも、ぶっちゃけ、
だいぶ忙しいでしょ? だって、廉たちは
アルバム出したあと来月からツアーでしょ?』
「そうそう…って、だいぶ知ってくれてんな!笑」
『何言ってんだよ、廉! そんなん当たり前だから!
なんからオタク並みに
リアタイとかしちゃってるから!!』
「マジで!? それはヤバいわ。
嬉しすぎるやん…。ありがとうな?」