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ディアラバR-20/吸血も身も心も全てあなたのモノ

第2章 完結※逆巻家編 もう二日目となる


「うん。殺されるのも。死ぬのも。怖いよ。こうやって、ヘラヘラと微笑んでいるけど。怯えてる・・・だけど。途中で投げ出したくない。放り出して逃げたくないの。私協会にお祈りしてる時にね。吸血鬼と会ってみたい。お友達になれるかな?とずっと思ってたんだ。満月の日の吸血衝動を味わってみたかったんだ♪まさか会えるだなんて。舞い上がっちゃった・・・」
「へぇ。お前、吸血されたかったのか。なら、アヤト様を選べ。俺様なら、お前が気持ち良くなれるまで 血を吸いつくしてやるよ。」
「アヤト。聞きつけなりませんね。僕を選んでくれますよね?僕なら、君を満足させられるよ・・・」
「アヤトもカナトもズルーい。ねぇエロネコちゃん。僕にしなよ。僕を選んだら、メロメロのトロトロになっちゃうくらい、興奮しちゃうよ。」
「誰でも良い。さっさと選んでくれ。面倒臭い。」

三つ子からお誘いをされたのに、シュウさんは興味なさそう。お姉ちゃんは妹の私に何かあったらどうしよう。けど、近寄りがたいって顔している。
隣にいたレイジさんはダンマリしている。

「面倒臭いって言わないで。シュウさんは私の血に興味、持って欲しいな・・・勿論、レイジさんも・・・」
何で私こんな事言い出したんだろう・・・口が勝手に動き始めてしまったことにビックリして、どうしてだか分からなくて困惑すると
「アンタのその困った表情ぞくぞくする。もっと困った顔させたくなる。気が変わった。アンタの血を俺によこせよ」
「シュウ!その汚い手を、はなしなさい!彼女は貴方みたいな汚物には渡しません。私にしなさい・・・」


あらあら。私、こんなに複数の男の子とモテモテを味わえる日が訪れるだなんて、夢のようだ・・・
でも、今は駄目



「私、考えてました。流石に全員相手にするのは、体も心も追いつけそうに、ないので。姉と私。交互に。曜日毎に一人ずつ選んだ男の子に血を捧げてみようと決めました。どうでしょうか?」
「本気なの?アイが、そうするのなら私は反対しない。たった一人の妹だから。死なないで欲しい。」



我が儘で迷惑かけてごめんね。ユイお姉ちゃん。



神様ごめんなさい




罰を与えるなら、お姉ちゃんではなく
私に罰を与えて下さい



私は彼らの餌となり。体も心も捧げます。だから。
どうか。お姉ちゃんだけは
生き延びていて欲しいの・・・
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