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愛を込めて、大公殿

第1章 はじめまして。久しぶりですね。


私は厨房に行くと指示された通りに、
ジャガイモの皮をむきにんじんを切り、パンを切り、
兵士たちの食事を準備した。

国中の畑から集めた材料を少しも粗末にしないよう、わたしは気をつけていた。

厨房ではたくさんの女性たちが働いていた、みな手はボロボロで

痩せて、疲れていた。

目のクマからは、疲労と恐怖が、伝わってくる。

一方、食事を与えられた兵士たちの勢いは盛んだった

酒を飲み、ゲラゲラ笑いながら下品な冗談を言い合い、死も恐れないというような姿勢だった。

その時、一際大きな椅子に、私が使える大公が座ったのが見えた。
私の位置からは、顔は見えなかった。



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