第1章 女神誕生
神父「本当にありがとう!」
シスター「まさかそんな事になっていたなんて、。」
ユノ「アスタと俺をコムギが守ってくれたんだ。」
シスター「ユノ?」
コムギはアスタとユノを教会に送り届け、3人で神父とシスターに状況を説明していた。
コムギも今まで僕と言っていたユノが俺と言ったことに違和感を感じた。
「ユノ、今俺って、。」
ユノ「うん。俺も…俺も魔法帝になる。アスタと同じ魔法帝を俺も目指す!」
アスタ「へへっ!じゃあユノは俺のライバルだな!」
魔法帝。
クローバー王国で最も強い魔導師。
魔法が全てのこの世界で最も魔力を持たないと言われている下民と呼ばれる2人が目指すもの。
「下民とか貧民とか関係ない。アスタとユノが今の子の国の考え方を変えてね。私、信じてるから。」
ユノ「うん!魔法帝になって教会のみんなを幸せにする。みんな平等な世の中にする。」
アスタ「おい、ユノ!魔法帝になるのは俺だぞ!そして俺は魔法帝になってみんなを幸せにしてシスターと結婚するんだー!!」
ユノ「…俺はコムギと結婚する!」
「…え?」
予想外すぎる発言にコムギはユノを見る。
ユノは少し顔を赤らめながらもコムギを真っ直ぐに見つめており、思わずコムギは顔を逸らす。
ユノ「…俺、コムギが好き!」
シスター「あらあら…、。」
神父「あのユノが…!」
アスタ「ユノ!お前にも好きな人が出来たのかー!俺と一緒だな!!コムギ可愛いもんな!」
「ちょ、ちょっと…アスタ…。」
ユノ「可愛いだけじゃない。強くて綺麗でかっこよくて。俺、ほんとにコムギが好きだから!」
真っ直ぐすぎるユノの告白にコムギは顔を真っ赤にする。
神父やシスターは微笑ましそうに2人のやり取りを見ていた。