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selene story (ブラッククローバー)

第1章 女神誕生





「私、ヤミさんのところに行きます。私が行ってもお邪魔じゃなければお願いしたいです。」





ヤミ「なっはっはっはっ!邪魔なわけねぇだろ。うちの連中も喜ぶぞ!」





ユリウス「じゃあ決まりだね!」





そんなこんなでコムギは黒の暴牛にお世話になることになった。

ちなみに……





ヤミ「そういや、お前歳は?」





「10歳です。」





ユリウス「10歳か。魔導書の贈呈まではあと5年あるんだねー。」





「そうです。でも少しだけなら魔法が使えます。」





ユリウス「おお!どんな魔法なんだい!?」





ユリウスの目がキラキラ光る。





ヤミ「…あー、このオッサン魔法マニアだから…。」





「魔法マニア…。」




そう。

魔法帝は魔法マニアと呼ばれるほど魔法が大好きな人物であった。

変身ぶらりと魔法帝自ら名付けた街探索をして色々な魔法を探して回るほど。





ユリウス「少しでいいから見せて貰えない!?」





「わ、分かりました。えーと、なにをすれば?」





ヤミ「どんな魔法が使えるんだ?」





「移動魔法というのかなんというのかそんな感じのものなら。」





ヤミ「お、じゃあうちの団のアジトに連れてってくれよ。っていっても道がわかんねえか。」





「道さえ教えていただければ連れていくことは可能ですよ。」





ヤミ「お、じゃあ頼むぜ。」





「はい、じゃあヤミさんちょっと失礼します。」





ヤミ「ん?」





そう言ってコムギはヤミの手を握る。

そして部屋の窓を開ける。





ヤミ「ここから飛び降りるのか?」





「さすがにそれはしません。じゃあ行きますね。」





コムギが魔力を高める。

するとコムギとヤミの身体が光り出す。





ユリウス「おおお!これは!」





ヤミ「なんだ?」





「アジトはどっちの方向ですか?」





ヤミ「ああ、あのデッカイ家がある方向だ。」





「了解しました。では行きますね。」





すると辺りが一瞬眩しくなりユリウスは目を瞑りそうになる。

しかしその一瞬のうちだった。

2人はヤミが言っていた建物の屋根の上に浮いていた。


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