第1章 女神誕生
アスタ「今日コムギ来ないな、。」
ユノ「うん、今まで1日も来なかったことないのに。」
アスタとユノはいつもの時間に来ないコムギのことを心配していた。
コムギと出会って3年。
今まで1度も遅れたことも来なかったこともなかった。
アスタ「まあ仕方ねえ。とりあえずいつもの場所で特訓しようぜ!」
ユノ「そうだね…。」
アスタとユノはいつもの場所で特訓に励んだ。
しかし2人の頭にはやはりコムギの事がちらつく。
ふたりとも今日は早めに特訓を切り上げ、帰りにバッタリ遭遇し一緒に教会に帰る。
アスタ「今日、ユノの日だったよな?コムギは?」
ユノ「…来てない…。」
アスタ「そうか…。なんか忙しいのかもな!」
ユノ「うん…。」
アスタも寂しいは寂しい。
でもユノの寂しさのほうがすごい。
アスタはコムギの事をお姉ちゃんのような存在に思っているがユノは違う。
ユノ「なにかあったのかな…。」
アスタ「わかんねえなー。」
コムギのことを話しながら教会に着く。
そこで気になることを聞いた。
神父「昨日の夜、近くの村がダイヤモンド王国に攻め込まれたらしいぞ。」
アスタ・ユノ「「え?」」
コムギは言っていた。
近くの村に住んでいる、と。
ここから少し遠いがダイヤモンド王国との国境付近にあるということ。
神父「今日、コムギは来ていたか…?」
神父さまの言う言葉にアスタとユノは背中がゾッとする。
もし、もしその村がコムギの住んでいる村だったら?
3年間、毎日来ていたコムギが今日来なかった。
昨日の夜、近くの村が攻め込まれた。
ユノ「神父様!その村ってどこにあるんですか!?」
神父「だいぶ遠いが…ユノ、お前まさか…。」
ユノ「お願いします!連れていってください!」